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こんな本を読んだ〜ロシアとは何か [本]

三年目に入っても終わらないロシアの侵略によるウクライナ戦争、いつまでやるつもりなのか全くわからない状況ではあるが、ウクライナ侵略を始めたロシアとは一体何物なのか?という至極当たり前の解説を聞いたことはない。

Pチンがあの世に行ったとしても、また次のPチンが現れて同じことをするだろうと私は思うのだが、侵略思考の原点はどこにあるのだろうか?そしてそれは弱い者いじめ大好きの中国とロシアに共通性があるんじゃないの?などと思うこと多々ありです。まあそれはともかく戦後処理の費用はバッチリ日本に請求してくるんだろうね〜涙

ロシア人のルーツはスラブ人だと思っていたが、ルーツはスカンジナビア人のバイキングのようだ。チンギスハーンの時代のモンゴルのくびきによって、またナチスドイツの侵略によっての過度な防衛反応が周辺国侵略の原点のようなことを言ってるのが一般論のようだったけど.....

実はそんなことはなくて、ロシアも中国や朝鮮と同じく歴史の改ざん大好きな性格らしい。これと言った世界に冠たる実績はなくてロシアが発展しないのは〇〇のせいだ!というわけだ。そしてその現代ロシアのゴールはチンギスハーンのモンゴル帝国の姿を求めているそうで、まだまだ戦争は続くようで本当に困ったもんだ。

題名は「ロシアとは何か」であるが、ロシアに直接焦点を当てるのではなく過去ののモンゴル帝国、ユーラシア主義からのアプローチで分析、解説しているところが面白い。かなり中身の濃い本で購入して良かっと思っています。宮脇淳子氏の歴史本は他にも読んでいますが新知識を得られるので楽しいですよ。
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こんな本を読んだ〜葉隠武士道 [本]

自宅での暇な時間は十分あるのだが、落ち着いて静かに本を読むということよりダラダラとYouTubeチャンネルを見ている方が多いという堕落した生活状態だ(笑)本を良く読むのは電車乗車中なので通勤していない現状ではあまり効率よく本を読む体制にはなっていない。

それでも少しずつだが読み終えた本がある。「葉隠武士道」という戦前に発刊された本で戦後GHQによって不適切な本(焚書)に指定された7800冊のうちの一冊です。弱い日本人、特に弱い男を作って占領政策を容易に進めるために邪魔になったので発禁になったわけですね。

佐賀藩士に広く読まれた鍋島論語という内容を現代語に復刻したものです。私は長い人生の中でこういうときはどう対処すれば良いのかわからない迷う場面が多々あったのですが、もしこの本を中高大生の頃に読んでおけば迷うことなく人生を生きていけたのかも?と思ってしまう。これから何回も再読するだろうバイブルになると思う(もう時間ないけど 笑)「徹底するところに必ず道はある」というのが骨子らしい。

環境省の役人が都合の悪い水俣病の関係者からの発言を遮断するなど、現代の武士役の官僚や政治家は本当にレベルダウンが激しく小さな男ばかりになってしまった。この本を官僚の研修テキストにでもしたらいいんじゃないかと思うけどきっと手遅れだな〜
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こんな本を読んだ [本]

市立図書館で借りてきた本の三冊です。あまり期待しないで借りてきましたが、今回はなかなか濃厚で面白いやら為になるやらで貸出期間を2週間近くも過ぎてしまいました(汗)大体2週間という貸出期間が短すぎると個人的には思っていますが、こんなことを繰り返しているのでそろそろ目をつけられそうな....

一冊目:「北岳山小屋物語」
私が最高に好きな山が南アルプスの北岳です。富士山に次ぐ日本で2番目に高い山です。この山域に立つ5つの山小屋のオーナーのお話が綴られています。私はその内三つの山小屋、北岳肩の小屋、北岳山荘、白根御池小屋に宿泊したことがあるので、書かれていることに共感できることが多いのです。

6月後半山小屋の開けから10月頃の閉めまでの作業内容や、山小屋で働く若いバイトの子達の成長、そして残念な登山客の醜態などが書かれていて楽しくそして少しがっかりで読み終えました。
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二冊目:「ここまで違う日本と中国」
中国についての日本人の誤解がバッチリと書かれています。歴史・外交通の「加瀬英明」氏と元中国人今日本人の「石平」氏の対談本です。中国人と日本人は似て非なるものであり、地球上で一番違う民族ではないかと思われる内容です。

これって中学か高校の歴史の副読本として学校で大量に購入して教えるべきではないかと思いますが、まあ日教組や文科省がするはずもありませんけどね。しっかりと中国を知ることが、日本の平和に繋がると思いますが....
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三冊目:「日本はイギリスより50年進んでいる」
昨今凋落が激しい欧州ですが、その中でイギリスの進化・成長停止と失われた20年とか30年とか言われている日本を比較した内容です。例をあげればイギリスはおとぎの国、日本は未来の国だそうです。早い話が日本は50年イギリスより先を行っているという内容です。

この本も上記の中国本と同様に知っていて損はないと思う内容です。A新聞を始め日本叩きの激しいマスコミですが、将来はわかりませんが日本は今までよくやってきたということを知ることができ、日本まだまだ行けるという自信も持てることでしょう。
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と言うことで気に入った直近三冊のご紹介でした。


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大変分かり易い美術テキストをゲット! [本]

絵画を習い始めて7月で9年目になります。壁にぶち当たっていると言うか進化が止まっている感じの今日この頃です(汗)(特に他に進化している分野なんてないですけど....)習い始めた頃は良いテキストがないものかと新宿の世界堂で何冊か購入していましたが、どれもイマイチでここ数年は読んでもいませんでした。

ところが私が通っている絵画教室のY講師が執筆されたテキストがやっと手に入ったので早速読んでみました。絵を描くスタート時の心の持ち方からデッサン、絵画構成、必要な道具まで詳細に且つ分かりやすく書かれており、個人的には大変気に入った一冊になりました。絵画製作時には辞書がわりに横に置いておきたくなる内容です。各種試験の受験なども気に入ったテキストや参考書って重要なのと同じですよね。

絵を習い始めて9年目にしてやっと基本を学習するなんて、今まで何をしてきたのだろうかと思ってしまうのですけど、まあ気がついて学習するだけマシかと思って良い事にします。
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本当に内容が濃くて、これで2000円(税別)はお買い得と思いましたよ!
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絵画製作のスタートからエンドまでをフローチャートのように順序よく編集された内容で大変読み易く理解が深まります。
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何冊かテキストを持っているのですが、自分とは一体化されずにホコリをかぶっている存在に......でした(泣)
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こんな本を読んだ [本]

先月にこんな本を読み終えました。なかなか示唆にとんだ内容で、うーんそうだったのか!と感慨にふける思いをしました。この泉明石市長は何かと議会を騒がしたとかでマイナスイメージでマスコミが取り上げていたような記憶があります。とはいえTVはあまり見ないので私の勘違いかもしれませんが。

地方再生というと企業誘致とかブランド商品や観光地を作りとかですね。自治体を活性化させるというと、自治体をGとするならGtoBがその定番のような取り組みが多いです。〇〇牛だとか〇〇ラーメンとか芸術の街〇〇とかそんな風にです。

しかしこの泉市長は幼少の頃の原体験から、差別のない子育て最重視の政策をかかげて成功します。この政策によって明石市の人口は増え、市の財政も増加に転じ市民の支持は高まり、明石市役所の職員のモチベーションまでもが上がって行きます。GtoC、自治体からの直接的な子育て支援なわけです。

社会福祉に重点をおいたこの泉市長の政策は、企業誘致というGDPに主眼を置いた今までの政策と一線を画します。今や日本の最大の資産である人口が減少する中、子育てに主眼を当てると他の変数(人口、企業、モチベーションなど)が後からついてくるという新しいビジネスモデルならぬ自治体モデルの発明のようです。長年企業に属してきて、国家も自治体もその成長目線は民間企業という価値観の小生は目から鱗が落ちた気がしました(汗)

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こんな本を読んだ〜電車をデザインする仕事 [本]

市民図書館で借りた本の一冊です。10月のTVカンブリア宮殿(TVもたまには見ます 笑)で取り上げられた「ななつ星in九州」のデザイナー水戸岡鋭治氏の著作です。水戸岡氏のデザインに対する「流儀」が述べられていて大変興味を持って読みました。

自動車会社の商品企画に席を置いた小生ですが、私の仕事(マーケティングリサーチ)の後工程はデザイナーの仕事に繋がっていきます。デザイナーにわかりやすく顧客情報を伝えることでした。なので商品企画の勤務年数が経過するほどデザインについて興味を持ったものでした。

しかし私はその頃はデザインとは、外観、内装、の色や形に主眼を置いた作業と理解していたと思います。まだデザインを総合的な企画作業という理解には今ひとつ達していなかったような気がします。水戸岡氏は「デザインとは総合的で創造的」な仕事と定義しています。

水戸岡氏は続けます「デザイナーはただデザインだけをやっていればいいわけではありません。しっかりと人としての作法を身につけ、相手の気持ちを理解できるようになれば、そこに尊敬と信頼が生まれます」「売らんがためのデザインではなく、使うためのデザイン、美しいではなくて正しいデザイン」が本当に優れたデザインだと」....

2013年に初版発行ですが、これももっと早くに読んでいればよかった一冊でした。今度九州旅行に行くときには水戸岡氏がデザインした列車に乗りまくる周遊型にしようかと思っています(笑)楽しみだ!
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こんな本を読んだ [本]

返却日まで数日を経過した市民図書館から借りてきた本が三冊ほどあった。腰が痛くて動けないのでこのアクシデントを有効?に使うためには借りてきた本を読み上げるのが一番だと思ったのです。その中で2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智氏の「ストックホルムへの廻り道」という本です。

内容は日本経済新聞の「私の履歴書」という連載コラムに加筆修正したもので、誕生から2017年までの出来事が詳細に記されている。ノーベル賞受賞者というと天井人で全く平民の自分とは違う人種の方々と思ってしまうのだが、この人はそうではない気がして親しみが持てるのです。

なんかすごーく大きな人、心・技・体が高次元でバランスされている人、専門領域だけではなくて生活・人生を通して大成されている人、ノーベル賞も小さく感じられてしまうのではないかと思ってしまう余裕の人と私は感じてしまったのです。

この方の人生の中で私が注目したのは、彼を育ててくれた両親が立派だったことは言うまでもなく、山梨大学と言う国立二期校(昭和55年くらいまで国立は一期、二期の二つの受験日の違う大学構造だった)という東大・京大など一流大学ではない大学に入学して、実績をあげたこと。

都立墨田高校夜間部の教師をしながら東京理科大の大学院で学び直しをしたこと、韮崎高校時代から山梨大学時代までずっとスキーの長距離で優勝していたこと、ここぞというチャンスをものにする集中力、こだわりすぎることがない柔軟な心など書き出したら枚挙に遑がない。

そして芸術にも造詣が深く、都内白金の北里大学病院や埼玉県北本のメディカルセンターには病院内に美術館のように有名画家の絵画が展示されているとのこと。自分の気持ちが高まっているうちに一度訪れて鑑賞してみようかと思っている。
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ブックオフで見つけたら購入しておきたい興味ある一冊です。
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こんな本を読んだ [本]

近所の市役所の分館で借りてきた本の一冊です。ご存知の方も多いと思いますが「スーパーボランティア」の尾畠春夫氏の魂の生き方という本です。以前周防大島で2歳の行方不明者を発見してその名を知られるようになった人ですね。

以前TVでの番組を見ていたのですが、その内容とそこでは語られなかった内容もあります。氏の指針は思ったらすぐに行動に移す→行動すると結果として出る!からだそうで、大変示唆に富む内容が書かれている本でした。

ボランティアの人と思いきや40歳から山登りを始めて、なんと67歳で北アルプスを日本海から登り始めて上高地まで9泊10日で55座を歩き通した超人だったとは.......凄ーい!あの危険ルートジャンダルムや西穂高岳を通過しているのです。やはりこの人超人です!

ブックオフにあったら一冊購入して座右の名の集合体の本として手元に置いておこうかと思います、置いておくだけではダメですけど(笑)
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2011年の東北大震災の時南三陸町に長期でボランティアされていて、被災した写真を洗って再生する「思い出探し隊」の隊長さんだったのですね。私も南三陸には何回か行ったのですが、一度お会いしたかったなあ〜
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こんな本を読んだ [本]

市民図書館で借りてきてさっと読めた本です。元マイクロソフトジャパン社長の成毛真氏の著作。と言っても中身は極めてゆるーい内容であっという間に読んでしまった。年齢が同じせいかこの方の本やコラムは親近感が持てるものが多いです。

団塊の世代と新人類バブル世代に挟まれたシラケ世代は、多くの人が企業ではいい思いをしないで過ごした世代と推察できます。第二次オイルショックで就職は非常に厳しく、団塊の世代が天井になりその後の昇格も厳しく、40代後半でリストラを経験しなけばならなかった人も多かったような居場所がないスルー世代だ。

でも団塊の世代のようにリタイヤ後も異常な気負いや、勘違いした上から目線を持っている人は少ないように思う。団塊の世代のように、企業の次はリタイヤ社会でも主導権を取ろうとNPO法人立ち上げなどにもあまり興味がなくサラッと過ごしている人が多いのではないかな。ノンポリ、ノンセクト的な生き方は退職後も継続中!という感じだ(笑)

この本の目次に沿って自分を確認すると......(二章と四章は割愛して、全目次表記はしません)

第一章:「60歳になったら新しい人生を歩みだせ」
→絵画・学び直しなど60歳になる前からそれなりに新しいことはやっているが、わがままに生きよ!という指南に対してややわがまま度が低いかも、どうかな....

第三章:「近所を歩けば次々と楽しみが見つかる」
→中華ウイルスのせいで外出しなくなった時期があり近所をぐるぐると歩き回る習慣がつき、地元歴史散策続行中!越後上杉謙信(長尾景虎)の先祖は埼玉県出身のようなことがわかった....そしてここらへん近所は秩父平氏の系統ということもわかった

第五章:「自分を拡張する10のツールを手に入れろ」
→スマホ、双眼鏡、PC、海山道具.....いっぱいあるよ!でもハズキルーペは持っていないしゲームはしていない  まあ合格ライン

第六章:「計画は壮大かつほどほど綿密にたてよ」
→絵画レベルアップ計画進行中!、湘南移住計画頓挫中、海外旅行はお預け状態、ヒマラヤ、オーストラリア、ケニアなんかに行きたいがいつになるやら、遠征資金確保は....その分国内旅行を楽しくしたい、特に日本の夏祭りに参加したいが来年こそはなんとかしたい.......イマイチの現状かも(泣)

ということで成毛さんのような超超富裕層ではないが、それなりに成毛流に近い状態みたいと勝手に思っている(笑)安全に健康で継続したいものです!
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こんな本を読んでみた [本]

ウクライナ戦争で悲惨なる戦いを強いられているウクライナの歴史とその蛮行を指導するプーチンについての著作は読んみたものの、何故にあのような女・子供・老人まで皆殺しにしていくロシアという「特異性」について疑問を持っていたので上記本を読んでみた。

私が唯一信頼できる(かもしれない)マスコミである産経新聞の朝刊で紹介されていたのです。早速駅ナカの本屋に行くとPC検索では在庫があることになっているのですが、直前に売れたようで書棚にはないことが判明した。今は文庫版サイズで発行されているようなのですが、ないのでダメ元で市民図書館に行ったら運よく存在していたので借りた訳です。

著者はあの司馬遼太郎さんです。なかなか読み応えがあり私の疑問に答えてくれる以上のものでした。もともとシベリアを領土に組み入れる過程で活躍したのがコサック達だった。皮肉にもコサックは中世ウクライナに住んでいた勇猛果敢な人たちを帝政ロシアが使って領土を獲得いや占領して行ったのでした。

黒貂などの毛皮を求めてモンゴルとの抗争や現地人のブリヤート人・ヤクート人達の虐殺を通して東へ東へと毛皮商人とコサックの兵士は進んでいったようです。そして日本と同じくらいの面積があるカムチャツカ半島をたった60人で占領したようです(驚)

このように領土拡張に異常な執着心を持ち、占領するために銃という小火器からそして大砲という重火器が大好きな国民性などは、T型戦車・ミサイル・ロケット砲・カラシニコフ銃などに引き継がれていったのでしょう。とにかく商売のセンスはまるでなく、産業力も途上国並のこの国を理解するには大砲(異常に多い戦車や自走砲)に対する偏愛というチカラによる支配を理解する必要性があるようです。

中世以降ロシアが日本に関心を持ち北方に現れてくるのはこのシベリア開拓と無縁ではなく、日本に食糧や毛皮の販路、特に食糧の供給について強い欲求があったようです。ではお隣の大国中国(当時は清)はというと全くこのロシアには興味がなかったようですね。何故なら全て清国で自活できたからです。

ロシアを中心に、その拡張過程で関係する、シベリア原住民、モンゴル、清国、ラマ教などの宗教についてなどなど興味が尽きなかったです。ロシア的拡張政策というかプーチンの思考はこのような古〜いロシアの歴史観から作られてきていると推察できます(一体ペテルブルク大学で何を勉強してきたんですかね)最も同じ頃アメリカでも同様のことをたやっていたわけで、どっちもどっちというところだけど、早くこの古〜いロシア史観を捨て近代国家に変身してもらいたいと思うのは私だけではないでしょうね。でもまだ中国がいるな......お先は暗そうだ(泣)

本ではないですが、現在尚進行中のウクライナ戦争の理解についてよくTVに出演していらっしゃる東大先端技術研の小泉悠先生のYouTubeチャネル「東大TV 不思議の国ロシアを考える」という番組でもロシアの特異性に対する理解が進みます。ご興味ある方はどうぞ。
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