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老老介護研修2日間 [アナログ体験系]

今年確か〜97歳になる父が高齢者住宅に暮らしていますが、腰を悪くして一週間ほど動けなくなり、姉が泊まり込みで介護していましたが、その姉も介護疲れで体調を崩してしまい急遽私の出番が回ってきて二泊三日の「初介護研修」となりました。

何でこんなに戦前生まれの人は長生きするのかと疑問ですが、弱い人は結核などの感染症で亡くなったり、戦争で不幸にも命を失ったわけで、健康で運よく残った人が高齢なのは当然と言えばそれまでですが、和食ベースの粗食+肉類などタンパク質の適切な摂取が要因でしょうか。

それはさておき、骨と皮になってしまった父を見るのは忍びないですが初介護となった2日間は夜中に体の向きを変えるなどキツイ局面もありましたが(老人なのにけっこう重い!)、私の40年以上の一人暮らしのキャリアが生きてきて(笑)掃除・洗濯・料理・雑用などは難なくこなして大した事はなかったです。

しかし約7年振りに顔を合わせた父はすでに認知症が始まっており私が誰かわからない状態でした。しかしこれもこれでしょうがない自然現象と捉えています。認知症になると現在の高齢者賃貸マンションにはいられないので、新しい施設を探しています。

今回の貴重な体験で得られた知見は「お前の番はすぐそこだ!その時どうするのか!」という天からのキツイお言葉に具体的な戦略を練らねばならないという意識がちょこっとだけ芽生えたことですかね(これじゃあ知見にならないけど(笑))
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熱中症に注意! [アナログ体験系]

暑い日が続きますね!今日は新潟市で40度だったそうです。昨年の8月湘南で熱中症になってしまい、その後も日に当たるとなんか気分悪くなる状況が数回起きました。今年は注意していたのですが、昨日税務署に税務相談に行った帰り、そんなに日差しも強くないし、

運動不足なので45分ほど歩いて帰宅したけど、なんか変な気分になってしまいました。落ち着かないというか......OS1、アクエリアス、を飲み塩飴をなめて、エアコンで体を冷やしこと無きを得ました。軽い熱中症になったみたいです。OS1などの買い置きがあってよかったです。陽にあたると体温が上ってしまうようで気温が体温より低くても注意が必要です!
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市役所に置いてあった熱中症のパンフ。
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帰宅後マンションベランダに気温計を15分置くと43度、5分後には45度に!日差しが当たる場所では気象庁発表の気温より+10度と考えておいたほうがよさそうです。
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冷蔵庫にキープしておいてよかったです。
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成城石井で購入した塩飴、味は塩辛くなくて甘めのモンゴル産の塩を使っています。なめ易い四角の平形です。オススメです!
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埼玉県小川町はこんなところ [アナログ体験系]

和紙作り体験で訪れた埼玉県小川町はこんなところでした(下写真ごらんください)
製紙作りが極めて盛ん(大正時代は1000軒以上あったとか)は言うまでも無く
かなり古い町で由緒ある割烹料亭も存在していました。
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駅前の道路は人も車もまばらで閑散としていますが、今時地方の町はどこでもこのような感じでしょう
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割烹料亭「二葉」以下WIKIから引用です。有名なご飯があるようです。
「忠七めし」割烹旅館二葉の名物料理。幕末から明治初期にかけて活躍した山岡鉄舟はたびたび小川町を訪れており、その際二葉八代目当主・八木忠七に「禅味を盛った料理」を所望して作り出されたものと伝えられている。二葉旧館は登録有形文化財となっている。」
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女郎うなぎで有名な「福助」女郎うなぎ文、以下WIKIから引用です。福助のだんなの善兵衛の友人が吉原の遊女にぞっこんで身受けして連れて帰って........よくある話ですね。文豪田山花袋や幕臣山岡鉄舟も滞在したとか。お店のHPでは内部も一見の価値ありそうで、今度食してみたいと思います。
「女郎うなぎ」
1855年創業とされる割烹旅館福助の名物料理。吉原の遊女の面倒を見たことからその元遊女の生家に伝わる秘伝のタレを伝授され、「女郎うなぎ」として名物になったとされる。福助本館は明治年間に建てられた木造三階建。
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和紙体験学習センターから埼玉伝統工芸会館へ行く途中の国道254沿いに、道祖神のような、道案内のような......天保十一年とあります〜古いですね!
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古井戸もありました
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道の駅と一緒の場所にあります。駅からはバスがいいでしょう。歩くと40分くらいかな
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和紙作り体験〜応用と歴史編 [アナログ体験系]

今日は昨日の和紙作りの実践知・体験知から応用と歴史へちょっと触れてみます。
小川町の和紙は「細川紙」といって楮の白皮だけで作成するもので、ユネスコの世界無形文化遺産に登録されているものです。(2014年)和紙の歴史をたどってみると、
正倉院文書には宝亀(ほうき)5年(774)に武蔵国から「武蔵国紙480張」が納められたと記録があり、和紙作りの技術を教えたのは1300年前に武蔵国に移り住んだ高麗人と言われています。
西武池袋線には「高麗駅」が周辺には「高麗川」「高麗神社」と帰化人由来の名称が多くあり、
私の住んでいる志木市の隣の新座市は「新羅」がなまって「にいざ」になったそうで、埼玉県西部には多くの帰化人が居たようです。
唐・新羅連合軍の攻撃で百済が滅んだのが660年ですからこの頃多くの人々が日本に逃げてきたのでしょう。今で言えば難民に当たるのでしょう。
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ユネスコの世界文化遺産登録証の写し:ユネスコの判断は時々??のものもあるようですが、これは正解です。伝えられたルートは古代中国:後漢→朝鮮半島→日本なのですが、日本で高品質の紙に改良されたようです。今も昔も「カイゼン」「改良」の得意な日本人ですね
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細川紙と美濃紙の説明が。なんと細川紙は埼玉県初のユネスコ登録だとか
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和紙体験学習センターから徒歩20分にある「埼玉県工芸センター」内にある説明文です。小川町の和紙は非常に強靱な和紙だそうです。
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その強靱な小川町の和紙を使用して製造されたのが、大東亜戦争時アメリカを標的として日本から飛ばした「風船爆弾」です。強い偏西風にのって9000個以上製造されたものの1割がアメリカ大陸に到達したようですが戦果は?ですね。雨風をものともせず太平洋を渡った和紙の品質は凄いです。
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ちょっと復習です。
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この和紙の上下部分、特に下部分は色がやや濃く厚くなっています。これは漉き桁で漉くときに、均一にならなくて漉き桁の下に漉き船の楮をゆでた液体がちょっと溜まってしまった例です。ベテランが漉くと
均一な状態になるのですが、素人はこうなります。
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20年以上前に行ったエジプトのパピルスで作成された絵巻ものと比較すると格段に和紙は高品質です。
時代が違うので当たり前ですが....パピルスは薄い木の皮の状態のままですね
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和食時のランチョンマット的に使ってはどうでしょうか。1枚1000円ですから使い捨てはちょっと贅沢ですが....お酒もより美味しくなるのではないでしょうか!
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デッサンや水彩などの小さな作品を壁に貼り付ける時の額代わりの下紙として使ってみてはどうでしょうか。その他本カバーは定番の使い方としてありますね。
この写真は少し明るくないところで撮影したので実際より和紙の色は濃いベージュになっています。


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和紙作り体験〜いきなり実践編 [アナログ体験系]

今日は以前から一度やってみたかった「和紙」作りを体験してきました。やっとです!
場所は埼玉県「小川町和紙体験学習センター」です。この街は和紙作りで結構有名な街で、池袋からは
東武東上線急行で70分程度です。駅から歩いて15分程度。私は1日体験コース(5000円)を選びました。10:00-11:00午前 13:00-14:30 午後の学習でした。なかなかいい体験をしたと満足しています。
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駅から徒歩15分くらい。おそらく昔は診療所だったと思われる古い木造建屋です
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これが和紙の材料になる楮(こうぞ)の木。山にも自然に生えているそうで、そういえば過去のハイキング中のヤブコギ中などによく見かけたり手で掴んで登りや下りの助けにしたような感じの木です。
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この木を右の大きな桶で蒸します。白皮になったものを左の釜で茹で上げます
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茹で上がって木の皮を剥いだ材料になる素材です。まだ黒皮の黒がまだら模様のようにところどころくっついています。
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左は木の表層の黒皮を削った「なぜ皮」右がその皮を更に削って白くなった「白皮」この白皮が和紙の
材料になります。
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和紙に粘り気をもたらす材料の「トロロアオイ」です。奥の木ではなく右下の小さなつぼみのような木というか植物です。この根をたたくと粘り気のある液体がでてくるそうです。それを白皮と混ぜ合わせます。オクラと同じような植物だそうで納得です。
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2つの材料が入っていてドロドロしている「漉き船:すきふね」という水槽です。
作業場はコンパクトなサイズです。右の女性が指導して下さった方です。お世話になります
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漉き桁に漉き水をすくい上げ前後左右に3回ずつゆらして漉き水を漉き船に戻すと、薄く和紙の材料が糊のようにくっつきます。この時のコツが薄くて綺麗な紙品質を左右します!
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漉き桁から粘り気のある紙素材を剥がして数枚重ね、重しを載せてしばらく時間をおいて水を切った後アルミ製の乾燥機にペタッと貼り付けて乾燥させます。このアルミ製の装置の中はお湯が入っていてゆっくりと乾燥させていきます。時間は大体15分から20分くらいでしょうか。
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完成です!色は淡いベージュですが日にちが経つと白色に近づいていくそうです。
いい手触りですよ!この和紙を加工して便せんなり、葉書なり、照明器具の傘にするなど様々な商品に変化していくのです。皆様も是非一度ご体験ください。楽しいですよ!



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