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キャズムを超えられないEV [マーケティング]

私が50歳を超えて進学?(苦笑)した大学院では一応マーケティング専攻と言う分類で入学した。まあ若い時よりは実務を検証材料として学べたので学部時代よりはよっぽど勉強した良い記憶がある。その中でもキャズム理論と言うのは非常に興味を持てた理論だった。

キャズム理論とは、新商品やサービスの普及過程を説明する理論で、簡単でわかりやすい。新しい商品は商品と言える前の製品の段階ではオタクたちが購入し、新商品として一般の世に出てくると先行層という新しい物好きや目立ちたがり屋が購入し、そしてその後は一般的に普及していき、その後は価格だけが勝負のコモディティー化していくという流れの中で先行層と一般的に普及が始まる間の谷のことを言う。

EVはCO2を出さないから環境に優しいとか、最新の商品で周囲から一目置かれるとか、そんな感じでここ5-6年くらい世界の富裕層を中心に急速に売れていたようだけど、ここへきて売れ行きが伸びていないようだ。高価格故の政府からの補助金もこれからはどうなるのだろうかとか、本格的に普及させるにはEVスタンド投資が大きすぎて現実的ではないかと色々とキャズムを越える問題点が見えてきたわけ。

私はこのEVについては時々述べているように、開発、製造、リサイクルを含めて本当に環境に優しいかはかなり疑問という考えだし、多額の補助金も税金なのでやめてもらいたいし、寒冷地の渋滞や地震などの非常時には脆弱な車だと思っていてとても現段階では購入する気にはなれない(と言っても今は車不要な環境なんですけどね)

AppleもEVの開発は中止したし、大手レンタカー会社の確かハーツだったかな?も、EVは売却してガソリン車に変えたみたいと言う現状だ。

ではEVが今の先行層から一般に普及するためのキャズムを越えるにはガソリン車と同等かそれ以上の電池が開発される必要があるわけで、「全個体電池」が普及するには10年以上必要なんじゃないかと....現実的にはHVやPHVの日本車が一番環境にも購入者にもよろしいと言うことが世界的に理解されてきたようでトヨタの株は鰻登りに上昇中!昨年6月には2Kほどで購入し数百株持っていたのだが........(涙) 因みに日産株は持ち続けていたが、損切りして見切りをつけた(泣)

ついでに言うとですね、タワマンもどうなんかな.....車と不動産は全く違う商品だけど、個人的には購入価格も管理費も標高も高くて、緊急時には脆弱で、あんまりよく知らないけど相続税のメリットも無くなっていくようで........キャズムとは違うかな.....なんかこのところの地震もやばい気がするし......
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Amazonの購入履歴では13年前に読んでいたようです(笑)
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政治とマーケティング [マーケティング]

久々にマーケティングのブログにしてみたいと思う。衆議院議員選挙は終わりTVではコメンテーターという人種が言いたい放題言っているのだと思うがTVをほとんど見ないのでよくは知らない。そこで自分なりにマーケティング的に考察してみることにした。

現象分析だけなので因果分析はしていない。立民が立憲共産党になったかもしれないので負けたとか吉村さんがイケメンで大阪のおばちゃん達が多く入れたかもしれないということはわからない(笑)けど維新が全国区になり(5、6年前もその勢いはあったが....)立民がその分減らしたという事実はある。これをマーケティング的に考察すると下図で説明できると思う。

私は投票は政党という「商品の購入」と思っているので、その商品に商品力(魅力)があれば売れるし、なければ売れないことは一般市場の商品と変わりないと思う。でもその商品が購入後に思ったより品質が悪いからと捨てることができないのが難しいところだ(悩)
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集合的にいうと維新が全国の有権者から考慮集合と認知されたのだと思う。以前はよくて想起集合の範囲だったと思う。N国やれいわ、共産、国民などもよくて想起集合、多分知名集合に入っていればいい方だと思う。立民は考慮集合だと思うが。
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維新が前回11今回41なので、定数461、465で割るとそれぞれ2.4%、8.8%だ。維新は革新層から先行層へ拡大したことがわかる。この間に横たわるキャズムという谷を超えることに成功したということだ。キャズムは容易には超えられないが超えた!先行層に入ったのでこのまましばらくは成長すると思う。まあ普及曲線で説明するのはいかがなものかというご指摘はその通りだと思うけど、維新がキャズムを超えたことを言いたかったわけです。

何がそうさせたのか維新の日頃の大阪での活躍はあるが、今回はコロナ騒動での吉村さんのメディア登場回数が半端ない回数で全国に放映され、そしてきちんと対応していたことを有権者は評価したのだろうか。それと立民の共産党との連携には組織票以外の人は愛想を尽かしたのかもしれない。
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マーケティング戦略論的に言えばリーダー自民党に戦いを挑むニッチャー維新がのしてきたということだ。これはかつてのホンダやマツダに相当すると思う。チャレンジャー立民の政策はリーダーを脅かすには遠く及ばない、大反省と大幅政策変更が必要なのだと思うけど....フォロワー公明党の扱いは今後どうなるのだろうか.....


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マーケティングとは、概論の概論のそのまた概論....私見です [マーケティング]

マーケティングを理解してもらうのは、企業の縦割り部門性、特に技術者が大きな実力と政治力を持っている製造業においては非常に困難な状況ではないかと思います。私も製造業の商品企画マーケティング部門に在籍してそのハードルは非常に高く感じました。

マーケティング部門は技術企画をフォローする意味での単なる応援団としての位置づけ、具体的には技術企画に即した市場データの作成など、お客様サイドからの商品企画の為のマーケティングとは程遠い場面が度々ありました。日本では広告代理店や、流通や日雑品部門のマーケティング部門などを除いた製造業ではなかなか理解にしてもらえないのが実情の様な気がします。まあ私が営業部門ではなくて別会社の研究開発部門の中の商品企画部門に居たことが大きな原因でしょうけど。

世の中は、安定(成長)期の80年代、90年代を超えて2010年代にも入れば様々なイノベーションの時代に突入して、マーケティング重視からIT中心のイノベーション方向へシフトし、マーケティングも2.0から3.0の時代に突入したわけですが(4.0はスマホマーケで戦術と思われるので割愛します)私が全くの素人にマーケティングを理解してもらう場合のスタート時点でのお話を少ししてみたいと思います。まあ当たり前の話ですから、それそうだようね!という人は大半だと思いますが(笑)

そんなマーケティングの企業内のハードルを超えて推進していく為には社内の部門改革、人事改革がなければ容易には進まないということを随分と感じてきました。つまりマーケティングは単なる戦術ではなくて、企業戦略いや戦略経営の元になる部門だということです。3年前に出版されたマーケティングの本を今頃読んでいたら同じ様な感想をお持ちの方(著者)がいらっしゃって心強くなりましたので本の紹介も兼ねてですが、もっと早く出版して欲しかったマーケティング本でした。

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広く大きく俯瞰して、焦点は生活者に置き、ここぞという時代の潮目を見逃さないということです。
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商品企画においては生活者の世界を技術者(デザイナー含む)の世界に変換するという架け橋的な存在であり、問診(アンケート、インタビュー)やレントゲン、MRI(多変量解析や時系列分析など)から患者の症状や原因を探る内科医の様な存在だと思います。
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身体的に表せば、企業という身体の心・技・体のコントロールセンターであり、知識創造論的に言えば、新しい市場を創造する機関(脳・心・心臓)と言っても良いのではないでしょうか。調整役やデータ管理・分析係などではなくてもっと運動エネルギーに溢れた生物体の様な気がします。
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執行役の他部門とは違い縦軸部門ではなくて横軸の横断的な統括部門でなくてはなかなか企業内では戦略を通していくことはできないでしょうね。従ってマーケッターは様々な部門の知識が必要とされるので単なるマーケティングリサーチャーではありませんね。
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USJを見事に再建された森岡毅氏執筆のマーケティング本です。マーケティングを身体に例えることや、下から上を変えていく社内マーケティングの重要なお話など共感できること満載です。この本の前には「USJを劇的に変えた、たった一つの考え方」というマーケティング本もあり、これも非常に価値の高い本でした。神戸大学でマーケティングに関わっている人はハイレベルな人材が多い様な気がします(他に栗木教授や、石井教授などなど大変参考になる著書が多いと思います)
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水平マーケティングからの再発見! [マーケティング]

三年ほど前の今頃マーケティング業界の某氏から日刊工業新聞が発行する雑誌にマーケティングコラムの連載があるのでSugarさんも寄稿して欲しいという依頼がありたった4回ですが原稿を書いたことがあります。今回はその内私が個人的に好んでいる「水平マーケティング」について掲載された内容を一部修正して書いてみたいと思います。ちょっと長いですがご容赦ください。以下雑誌の内容からです。

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●マーケティング2.5へのお誘い
国内の市場規模が縮小していく環境で、製品セグメン トを細分化するという従来の延長線のマーケティング手法は顧客に支持されるのか?顧客は細分化した差別感の ある商品を本当に望んでいるのか?という素朴な疑問が 湧いてきます。むしろ細分化し続ければ商品のガラパゴ ス化が進行するのではないでしょうか。そこで今回は、

「水平(ラテラル)マーケティングからの再発見」をテ ーマに取り上げさせていただきます。 ちなみに、ネットで「水平マーケティング」を検索す ると、購買や流通のチャネル戦略的な内容がヒットしますが、その分野ではなく、STP(セグメンテーション+ ターゲティング+ポジショニング)を見直す「水平マー ケティング」という理論であり「、再定義マーケティング」 とも言え、コトラーのマーケティング定義の1.0→2.0→ 3.0→4.0観点では2.0 ⇔ 3.0の間に位置します。

●STPのリセットとしての水平マーケティング
「4P+STP」という戦略メソッドは、自動車のマーケ ティングに面白いように当てはまり、STPの各プロセス が連動性良く美しく展開できました。
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しかし、2000年頃から国内では経済の先行指標では ない、どちらかと言えば遅行指標の自動車市場にも低成 長の影響が顕著に現れてきました。世帯収入が伸び悩み 商品に対する価値が移ろう社会環境下にあって、従来と 同じSTP理論で市場を切ったとしてもターゲット市場の規模が小さくなるばかりです。では、どうすればいいか? 過去のSTPなんか忘れて、ゼロベースで顧客のニー ズ・ライフスタイル・該当商品への価値観はどう変化し ているのか。どこが落としどころなのか、顧客ニーズの 本質変化を捕まえることが重要です。

このような環境変 化における商品企画の思考は、はじめにSTPではなく、 はじめに外部環境変化と顧客関係という文脈変化をしっ かりと読み解く作業が必要です。 某社の「いつかはクラウン」のヒエラルキー路線は、 経済成長時代のSTPの正に典型でした。その後の低成長時代から今日まで様々なマーケティング手法・思考が登 場していますが、意外にも「水平マーケティング」は見過ごされています。ここら辺は時々業界の雄である超大企業がやってしまう「強み」が「弱み」になる瞬間だと思います。

最近の国内市場を見渡すと、大ヒットは「水平マーケ ティング」から登場している商品が多いと思われます。 例えばホンダの軽自動車「N-BOX」は、軽自動車の 常識をゼロベースで見直し、ここ10年の顧客ニーズの変化に対応した、言い換えれば、「軽自動車を再定義」し た結果の成功作品と言えます。「N-BOX」は、従来の軽自動車のニーズとスモールカーのニーズの両方を取り込 み老若男女皆が堂々と乗れる「ケイ」として誕生しました。

様々な商品を「再定義」することで、新しいターゲッ トが見え、そこに新たな商品と市場が現れてきます。 他業界でもユニクロなどがそうです。その昔、衣料品 市場はユーザーのライフスタイル別に専門商品を置く専 門店が主流でしたが、現在、ユニクロはカジュアル総合 衣料品店として成功しています。アップルのiPhoneも 同様で、スマートフォンは携帯電話とPCの代替品から 情報統合製品へと変貌しました。

水平マーケティングを可能ならしめる要件は、次にあ げる6つになります。(コトラー&デ・ペスのマーケテ ィング方法論より部分修正)
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マス顧客の価値観の微妙な変化(商品企画としては大変化)による、将来市場の大構造変化を見過ごしてはなりません。それは社会変化の前兆なのです。ヒット商品と言うと、ともすれば点としての発見でしかない某顧客のトンガッタ部分をマーケティング的に命名し、成功要因のように語られることが多いですが、1機種の成功ならばともかく、大ヒットを説明できるものではありません。市場構造の大変化を掴んだから成功し たことを理解するべきだと思います。

市場構造の大変化を掴むには、19Cオーストリアの現象学の祖、フッサールの言う「現象学的還元」のスタートである「エポケー(判断停止)」から始めなければな りません。一旦その製品にまとわりついている常識を捨てる行為「エポケー(判断停止)」、簡単に言うとゼロベ ース思考が必要です。エポケーし、顧客の価値観変化澄んだ心で観察し見極め、市場を切り開く新技術開発で 具現化すれば、まだまだ大ヒットする商品がたくさんあ るかもしれません。市場は大変化現在進行形です。
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直近ではコロナ禍の下不動産業界においては需要は都心回避、郊外へというトレンドです。しかし単なる「コウガイ」の再需要と言うわけではないことは皆様もお気づきと思います。「郊外文化」の再構築が進行中ではないでしょうか。一過性で終わるのか10年後も続いているのか興味があるところです。

個人的には湘南の不動産価格が上昇していい迷惑と言う感じです(笑)私の湘南移住計画を後一年早く実施していれば良かったと思っていますが、コロナ原因の顧客による「水平マーケティング」にやられてしまった感があります。今や顧客のマーケティング思考は業界を超えているのかもしれません。オジサンの頭と心を常にリニューアルしてエポケーしていかないと令和の世にはついていけない様です。(泣)
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びっくりするほど貧乏になった日本人!〜ジニ係数から [マーケティング]

久しぶりにマーケティングネタを書いています。この内容がマーケティングかな?という方もいらっしゃるかもしれないですが、過去の商品企画マーケティング担当者としては国民生活の重要な基礎データだと思っています。国民の所得格差指数(不平等指数)を表す「ジニ係数」を久々に確認してビックリです!

「格差社会」なんて言葉ができ上がったのは15年くらい前の小泉政権の頃と記憶しています。私が30代の頃は一億総中流なんて言われていて日本人に生まれてよかったと多くの人々が思っていたことでしょう。それがこのジニ係数を見ると、格差は先進国と言われる国々の中では米国、英国、日本の順で大きいのです!世界3位の格差大国か(泣)

元々移民大国の米国や世界の旧植民地からの移民が多い英国では格差が大きいことはそこそこ理解できますが、その次というのは植民地を持たず移民はごく少数の日本ではつまり純粋日本人の間で格差が大きいということで大問題です。菅サンは携帯電話料金が高すぎるなどど小さいことを問題にしていないで、昭和30年代の池田内閣のように「令和の所得倍増論」でもぶち上げて欲しいですね!(大望)

以下グラフを見ながらびっくりしていきたいと思います。
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ジニ係数とはA/A+Bのことです(Aは扇型の面積、Bは二等辺三角形からAを除いた面積)横軸は累積世帯または人数、縦軸は累積世帯または個人所得です。全く格差がなければ「0」全員の所得が同じです。格差最大は「1」です。たった一人の人が全所得を得ている状態です。

因みに暴動が起きるような社会不安が生じるジニ係数は0.4くらいからと言われています。米国が不安定なのはこの格差が大きな要因でもあるでしょう。ウォール街の金融マンや一部の資産家はますます富を蓄えて、中西部の製造業労働者は益々所得が減り、社会が不安定化していますね。だからトランプサンは怒ったのです!
では今の日本国のジニ係数はどれくらいで、世界でどのくらいの順位かというと。データの出典は「GLOBAL NOTE」というサイトからです。スクリーンショット 2021-02-20 18.54.58.png
格差は16位なのです。15位までの国々は米国、英国を除けば開発途上国が多いような気がします。そして日本は欧州各国やカナダなどよりも格差の大きな国なのです。もはや国民のほとんどは中流ではありません。しかも欧州各国はイタリアや一部を除けば日本よりも一人当たりGDPが大きな国ばかりです。特にドイツやスイスはしっかりやってますね。今や日本は所得も低く格差も大きいというダブル貧乏国民が多くを占めているのです(泣)もはや先進国ではありません。
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では格差の大きな不安定な国家はというとこの通りです。格差が大きくて所得向上チャンスがないのでメキシコなど中米各国から大市場の米国へ移民が押し寄せているわけですね。
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格差の少ない優等生はこの通りです。多党制社会主義政策をとる北欧各国や旧共産圏国家が多いようです。しかし旧共産圏国家では低?中所得安定での小格差ですからチャンスの少ない静かな国家ということが推測できますが北欧はやはり一歩二歩抜けていますね!
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ではどの年齢層が割を食っているかというと、格差の大きな世代=50代が大きいようですがリストラ世代だからでしょうか、20代、30代では非正規が多いからなのかもしれません。因みに60代後半から70代以降に格差が大きくなるのは退職者と就業者の差が原因かもしれません。何れにせよほぼ全世代で格差は大きくなっています。

このデータは2008年と11年の比較なので(民主党時代)その後の安倍政権ではやや縮まったのではないかと思いたいところですが、どうでしょうか、最新データの掘り起こしが必要です。(今度調べておきます)暴動が起こるような社会不安につながるラインの0.4は60代ですから今の70代です。問題になっている「切れる70代」もジニ係数での説明を支持することになります。若い世代でのジニ係数のUPは未婚者数の増加→勤労者数の減少、「切れる中年世代」を生み出すことになり、様々な新たな社会問題を発生させることになりますね。
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ではそのジニ係数を時系列で見ると昔から高いのは、米国、英国、イタリアまたは日本であったことがわかります。したがって一億総中流はウソだったことが判明してきます。国民を騙していましたね当時の政府やマスコミは(怒)見えにくいですがグラフは1980-2013年で作成してあります。出典は厚生労働省です。

データは載せていませんが、イタリアと日本は一人当たりGDPが伸びていないので更に問題なんですね。だからタイトルは貧乏を入れたんです。「一人当たりGDPカケルジニ係数」で語らないと本当は言えませんがね。でもデータが多くなりすぎるので一人当たりGDPのデータは割愛しました。確か39000ドルくらいで世界25-30位くらいだったと思います。

90年頃までは日本もそこそこ高い一人当たりGDPを確保していましたから、まだその格差は深刻化していなかったということでしょう。というかNS-Xやシーマを購入できなくてもゴルフの会員権がなくても食うには困らなかった人が大多数だったということです。なんとかしろよガースー!と経団連!財務省!
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コンピューター無作為抽出世論調査がやってきた! [マーケティング]

一月五日のこと、スマホに珍しく電話がかかってきたのです。耳に当てると勝手に向こうが喋っている、どうやら私はコンピューターによる無作為抽出による世論調査の回答者に選ばれたようだ。「答えたくない人は電話をお切りください」とのアナウンス。答えたくはあまりないのだが、初めてだしまあ回答してみることにした。

設問は一個のみ。「あなたは菅政権を支持しますか」「はい」「いいえ」の二択です。回答者の属性は年齢別20歳代からの10歳刻みで70代以上一緒。私の回答は「いいえ」です。これはコロナ対策が非常に曖昧であることに起因しています。私は自動車業界の商品企画部で何十回となく、ユーザーアンケート調査なるものをやってきた経験があります。そこで大事な事は「何を聞いたか」も大事ですが「誰に聞いたか」が非常に大事になってきます。

アンケート回答者の属性を年齢で切るだけではなくて、政治に関心があるか?という政治関心度によって「非常に関心があるから〜全く関心がない」までの4段階か5段階で聞くべきではないでしょうか。このような属性を「選好度」といい選好度設問は非常に重要です。発表される各種マスコミの世論調査を見ていると、とてもプロがやっている調査とは思えない結果発表が多いのです。

何でも属性はデモグラフィック(性別、年齢、居住地域、所得、などの人口統計学的な属性)で切るのではなくて、選好度設問による属性分析からの結果発表でないものは、参考にならないと思っています。政治に無関心だけど暇な人からだけの回答ではちょっと世論調査としては弱いのかなと思います。(それが日本人の特性による世論だといえばそれまでですが)まあどういう使い方をするのかその目的によっても変わってくるわけですが........時々マスコミが発表する、ある属性だけを切り取った発表など、アンケート調査結果には注意が必要です。

今回のような場合やはり時間のある暇な人間が回答者の多くを占めるのではないでしょうか。ですからサンプル数の偏りなどが心配されます。ただよかった点は「菅総理を支持するか、否か」というバイアス(設問の偏り)かかっていない直球質問であった点はまあよかったかと。今日ネットニュース番組「虎ノ門ニュース」を見ていたら、その結果らしきものが発表されていたのでブログに記した次第です。菅政権の支持率は激減傾向という感じですが、もう少しアンケート結果の中身の解説が欲しかったな(笑)
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来年9月まで持つでしょうかね。オリンピックだけは何とか実行責任者として開催したいのでしょうが。当初言われていた9月以降続投は厳しくなってきているのかも、と推察してしまいます。
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海の向こうでは、何がやりたいのかよくわからず、不正選挙も大きく疑われている、そして、自由&民主主義国の大統領にふさわしい???と思う人が次期大統領だそうで、憤慨する昨今ですが、北朝霞にある中国家庭料理(本当の中国人家庭の料理かどうかは不明です)mama(ママ)の四川坦々麺は絶品でこれを食べている時は幸せな気分に浸れます!(喜&笑)
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株投資....... [マーケティング]

株についての初めての日記です。
株は私には縁がないものと思っています。過去の成績はさんざんな目にあい、買えば下がる、売れば上がるという感じ。唯一沖縄ダイビング用に購入して塩漬けになっていたANA株の配当と株主優待券の売却で
年に5〜6Mの収益を確保していただけです(約10年間)投資信託なるものは、配当はないし、基準価格は下がるし、これもプロに運用を任せるとは言えなかなか難しい作品で失敗していました。。

しかし、会社の友人は「NISA口座だけでも月3M入る」などと言うことを聞くにつけ私の気持ちは穏やかではありません。そこで4月から12年ぶりに参戦してみました。世の中預貯金は金利ゼロと言ってもいいでしょう。物価は上がります。個人的には完全なスタグフレーションにあります。全ての物価が高く感じられるここ数年です。今回は過去の失敗教訓を生かして次のようなコンセプトで参戦しました。

①儲けると言うより損をしないマインド。利益は5%を良しとする(実は簡単なようで難しい)
②100,200,300の小株投資を心がける(投資額リスクを小とするスタンス)
③短期決戦で進め、中長期の読みなどしない(数千Mの投資金額ではないので、中長期は意味なし。投資期間リスクを小とするスタンス)
④市場の構造を知る(今年前半は上昇(22000円)下降(20500円)前後を短期で繰り返す市場傾向でした)

そして4月〜9月の半年の結果は一般口座で+70Mになりました。NISA口座を入れると収益はもう少し
プラスになりますね。10月迄は順調に月平均10Mを達成です!私的には満足ですが、大規模投資をしている団塊世代の方々から見れば、「小さいね!」と間違いなく言われるでしょう。私の方針は何事もラーゴム(程よい、ちょうど良い)感を重視しますから欲張らないで続けていくことにします。
皆様はご自分の判断で私の真似はしないでくださいね。
しかしいいことは長くは続きません!10月後半からは市場構造が変化し、11月は厳しい荒天の展開となっています。12月には晴れればいいのですが.......市場が読めません!
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一般口座ですから来春確定申告しなくてはなりませんね。本当はこの80%が実質利益ですね。確定申告の煩雑さを考えると最初から特定口座にしておけばよかったのですが、そんなことすら良くは知らない若葉マークの初心者です(笑)
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私はマネックス証券を利用しています。そのコンテンツに「俺の投資力診断」という項目があり、私はAI先生から「順調ですね、この調子で行きましょう!」とのコメントをいただきました(右上の吹き出し)が、反面別項では収益率は高いものの収益額が大きくないと言う判断がなされています。なんせ少額投資ですからなのですが、もう少し投資額を増やしたいとは思っていますが.....欲張ってはいけません(笑)
このグラフは縦軸が収益率、横軸は標準偏差です。私は左上に布置していていいポジションをキープしています。左上の人マークが私です。
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「会社を50代で辞めて勝つ!」〜著者のお話を聴いてきました。 [マーケティング]

金曜日19:00 から都内六本木の「日本マーケティング協会」でタイトルの「会社を50代で辞めて勝つ!」を出版された高田敦史のお話を聴いてきました。
因みに高田氏も私と同じCBS(中央大学ビジネススクール)出身の方でした。
会場には日本マーケティング学会前会長の田中洋氏も参加されていました。そして
参加者は15名ほどの少人数でしたが、アットホームな雰囲気で盛り上がりました。
参加者は皆、退職後の人生設計に興味関心そして心配がある方と既にマーケティング業界で独り立ちしている若い方が多かったです。

テーマ:54歳で会社を辞めてみた〜トヨタでの31年と独立後の3年〜
ゲスト:A.T. Marketing Solution 代表、Visolab株式会社 CMO 高田 敦史 氏
という題目で1時間のお話と1時間の質疑応答の時間を過ごしてきました。

高田氏はトヨタで「レクサスブランド担当部長」という要職を勤め上げられた方ですが、ざっくばらんな性格の方で当日もカラージーンズにTシャツというラフな出で立ちでした。
現在は一人で「A.T.Marketing Solution」とう個人事業主で思い切り退職後の仕事と生活を楽しんでいる方で私の理想とするような退職後生活をしている人でした!
私はまだこの方の著書は読んでいないのですが、お話の内容は十分に理解でき、賛同できました。

お話の内容は現実的な内容で、例えば65歳まで働くのと、55歳で退職して独立するのは生涯賃金は同じ
というグラフのご説明や(仮に50歳で1000万円の年収、55歳で役職定年で800万円、60歳で延長雇用または賃金低下で400万円とすると同じ)、自分の週間日程表などを提示するなど具体的な内容(毎週日曜日はゴルフ、週二回は会食、執筆時間など)と自分の執務室(自宅マンションの一室)の写真など、そして退職して一ヶ月50万円を稼ぐのはそう難しいことではない!(年収600万円)などいう勇気を貰えるようなお話でしたが、一方参加者からは「レクサスのブランド部長だったから出来たのでは?」という直球質問などもあり面白かったです(因みに部長時代は2000万強の年収のようです)
まあ独立したら一冊本を出版して「講演会」を行うというのが稼ぐにはてっとり早い気がしました。
自分ももう少し頑張らなければと前向きな気持ちに瞬間はなりましたが.......バブル入社組は退職後も上手く運ぶもんだな,などとやっかみ半分な気持ちにもなりましたが(笑)
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右奥足を組んでいる方が高田氏です。笑いを交えた丁寧な説明でした。コミュニケーション能力が高い人のような印象を持ちました。

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